# Getting Started
ここではkonashi 5の基本的な使い方を紹介します。
Python SDK、ビジュアルプログラミングを使ったやり方を順番に説明します。

## 1. Python SDK
[Python SDK](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python)でkonashi 5を動かす手順とLEDを点滅させるコードを説明します。

### 1-1. SDKのインストール
まず、konashi 5のPython-SDKをインストールします。
```
$ pip install konashi
```

### 1-2. プログラム作成
次に以下のPythonプログラムをblink.pyという名前で作成します。
```Python
from konashi import *
from konashi.Io.GPIO import *
import asyncio

# 接続するkonashiの名前
KONASHI_NAME = "ksXXXXXX"

async def main():
    k = Konashi(KONASHI_NAME)
    # 接続する(タイムアウト5秒)
    await k.connect(5)

    # GPIO1-4を出力として設定
    pin = 0b00011110
    await k.io.gpio.config_pins([
        (pin,
        GPIOPinConfig(
            GPIOPinDirection.OUTPUT,
            GPIOPinPull.NONE, 
            send_on_change = False
        ))
    ])

    # 点灯パターン ■□■□ ->□■□■
    onled = 0b00010100
    while True:
        await k.io.gpio.control_pins([
            (onled, GPIOPinControl.HIGH),   # ONにするLED
            (onled^pin, GPIOPinControl.LOW) # OFFにするLED
        ])
        onled = onled^pin
        await asyncio.sleep(0.5)

main_task = None
try:
    # main関数を実行
    main_task = asyncio.run(main())
except KeyboardInterrupt:
    # Ctrl+Cで終了
    main_task.cancel()
```

プログラムの流れは
1. konashiに接続する.
2. 使用するGPIO(1-4)を出力として設定する。
3. 点灯パターンに従ってON-OFFを繰り返す。

となります。

### 1-3. 実行
そしてblink.pyを実行するとLED1-4が点滅します。
```
python blink.py
```

![konashi 5](./blink.gif)

プログラムはCtrl+Cで終了します。

## 2. ビジュアルプログラミング
ビジュアルプログラミングでkonashi 5を動かす手順を説明します。

### 2-1. ビジュアルプログラミング環境を起動
以下のURLにアクセスして、ビジュアルプログラミング環境を起動します。

[https://kurikit.ux-xu.com/play/](https://kurikit.ux-xu.com/play/)

ビジュアルプログラミング環境についてはこちらの[note記事](https://note.com/kurikit/n/nbec5b1fbb045)を参考にしてください。

起動できたら、拡張機能からkonashi5を選択します。

![konashi 5 app](./konashi5_app.png)

左上の「接続する」にチェックを入れます。

![konashi5 scratch](./konashi_connect.png)

デバイスを選んでペア設定をすればkonashi5との接続が完了します。

### 2-2. Lチカ
まずは赤色LEDを一つ光らせてみましょう。
赤色LEDはGPIOの1-4に当たるので、画像のように1番を出力に設定し、HIGHにするプログラムを作成します。

![konashi5 blink](./konashi_blink.png)

ブロックをクリックすると赤色LEDが光ります。

![konashi5 led](./konashi_redled.JPG)

### 2-3. タクトスイッチ＋Lチカ
次はタクトスイッチを押した時に赤色LEDが光るようにしてみましょう。
タクトスイッチはGPIO0に当たるので、0番を入力に設定します。
画像のように、タクトスイッチが押された時に赤色LED（1番）が光るプログラムを作成します。

![konashi5 switch](./konashi_switch_led.png)

右上の緑の旗のマークを押すと、konashi5のタクトスイッチを押したときだけ赤色LEDが光るようになります。

## 参考
### Python SDKを用いたサンプルコード

* [タクトスイッチとLED1-4を使う](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python/blob/master/examples/konashi_gpio/konashi_gpio.py)
* [ADCでAIO0-3を読み取る](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python/blob/master/examples/konashi_analog_in/konashi_analog_in.py)
* [ハードウェアPWMとソフトウェアPWMを使う](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python/tree/master/examples/konashi_pwm/konashi_pwm.py)
* [SPI通信を行う](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python/tree/master/examples/konashi_spi/konashi_spi.py)
* [I2Cで距離センサ(VL6180X)を使う](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python/tree/master/examples/konashi_i2c/konashi_i2c.py)
* [UARTでhello world](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python/tree/master/examples/konashi_uart/konashi_uart.py)
* [konashiのMeshを有効にする](https://github.com/YUKAI/konashi5-sdk-python/tree/master/examples/konashi_bluetooth_mesh_enable/konashi_bluetooth_mesh_enable.py)

### Python SDKを用いた作例
* [スマートオフィス：温湿度チェッカー](https://protopedia.net/prototype/3824)
* [甘噛みハムハムタイムアタック](https://protopedia.net/prototype/3823)
* [鍋振りアカデミー：炒飯達人への道](https://protopedia.net/prototype/3825)

### ビジュアルプログラミングを用いたサンプルコード
* [タクトスイッチを押すと赤色LEDが光るプログラム](https://bitbucket.org/yukaiengineeringinc/konashi5-examples/src/main/Visual/switch_led.sb3)
* [鼻で絵を描くプログラム](https://bitbucket.org/yukaiengineeringinc/konashi5-examples/src/main/Visual/drawing.sb3)
* [人感センサが反応するとフルカラーLEDの色が変化するプログラム](https://bitbucket.org/yukaiengineeringinc/konashi5-examples/src/main/Visual/motion_detector.sb3)